〔 2017年7月号(2017年7月9日発行)・詩「高原便り」 〕
〔イラスト:東海林 風夏(ふうか)さん 高校2年〕
〔作者からひとこと〕
夏は、高原を訪れる方も多い時節。この詩から、夏らしさを感じたり高原のようすを想像したりしてただければ、幸いです。イラストの少女が泣いているのは、この詩から、何らかの「物語」を想像してくれたのでしょうか。だとすれば、それもまた、詩の作者にとってうれしいことです。
〔作者からもうひとこと〕
「どの花もみな光の隠喩」というのは、私にとっては大きな“気づき”でした。その“気づき”がこの詩の中心と言ってよいと思います。
イラストの少女が泣いているのは、その“気づき”を得た感動が詩の全体に広がっていると感じたためであると、後日、イラストの制作者から聞きました。詩の中心を的確にとらえてくれたと思います。