〔 2018年10月号(2018年10月14日発行)・詩「天」 〕
〔イラスト:市川 絢子(あやこ)さん 高校1年〕
〔作者からひとこと〕
「一枚の木の葉」の中にある「一本のみごとな樹木」とは、もちろん、葉脈のことです。葉脈が「樹木」に見えたときには、本当に驚き、感動しました。
イラストは、詩の根底にある樹木への共感を表現してくれました。
〔作者からもうひとこと〕
詩「天」では、第2連までと第3連(「いま」で始まる最終連)との間に、時間の経過があります。こういうことは、本来、読み手の受けとめ方にまかせるべきなのでしょうが……。そのように読んでいただけるとうれしいので、あえて述べておきます。
とはいえ、最終的な読み方については、もちろん、詩の言葉・表現・構造等をもとに読み手が決めるべきことであると考えます。