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7月にふさわしい花は何かと考え、ネジバナにしました。7月に入って咲き始めたという、単純なことが主たる理由です。
小さな花が穂(花序)を巻くように螺旋状をなすので、“ねじれた花”の意味で、ネジバナと呼ばれるようになったようです。
ラン科の植物で、小さいながらにランの形をした鮮やかなピンク色の花が、たくさん、それも螺旋状に咲くので、人気が高いようです。
とはいえ、雑草の繁茂するこの時期に伸びて花を咲かせるので、雑草の一つとして刈り取られてしまうこともあり、そのことは、残念な気がします、
季語としては、「夏」の季語です。
さて、「ネジバナ」と言っても、中には、花が螺旋状にならないで、“鈴なり”になるものもあります。上の写真向かって右のものがそれです。螺旋状になる場合も、右巻きと左巻きがあります。次の写真のものは、上の写真向かって左のものとは、花の向きが逆です。
写真は、3枚とも、2015年7月に天童市内で撮影しました。