〔トップページの写真について〕
元旦に合わせて更新した、
前のトップページに、11月下旬の京都で目にした「センリョウ」と「マンリョウ」の写真を載せました。
そのあと、1月2日のことです。庭で、「ジュウリョウ」を見つけました。上の写真は、そのときに撮ったものです。
「ジュウリョウ」は、「ヤブコウジ」のことで、「センリョウ」や「マンリョウ」と同様に、正月をはさむ寒い時期に赤い実を付けます。大きくはならず、実の付き方が、写真のようにわずかなので、「センリョウ」や「マンリョウ」に対して「ジュウリョウ」なのだろう、と思います。
「ジュウリョウ」が生えていたのは、実は、ツツジの株の下のまったく目立たないところです。次の写真から、どのようなところか、想像することができるかと思います。
「なぜ、こんな場所に生えているのだろう。」と不思議に思われましたが、「ヤブコウジ」は日陰を好む植物であり、しかも、ツツジの株の下というのは、考えてみると、雪が積もっても、ツツジのおかげで雪の重さを直接に受けずにすむ、その点で雪をしのぎやすい場所なのだろう、と考えられます。
次の写真は、二つとも、2月6日に撮影したものですが、一時期雪が深く積もったあとにも、このように「ヤブコウジ」が実を付けていました。
おそらく、去年も同じ場所で実を付けていたのだろうと思われるのですが、まったく覚えがありません。目に入っていたとしても、気にとめなかった、意識しなかったと思われます。
私が「ジュウリョウ(ヤブコウジ)」という植物の存在を知ったのは、前回のトップページ更新に際し、「センリョウ」と「マンリョウ」のことを調べたときです。
「知る」ことが「見つける」ことにつながったのだ、と思います。